COLUMN

コラム

香炉について

香は古より仏儀で用いられ、清め邪気を祓うとされていました。
平安時代には香りを楽しむことが広まり、時代を経て茶の湯の道具として用いられるようになります。

様々な文化が開花した江戸時代になると大名道具として飾りものとして美術的価値の高い香炉が多数作られていきます。

佐賀藩(鍋島家)の御用窯でも高貴な方への贈答品として香炉が作られました。

現在もその歴史を引き継いだ窯元がこの地にあり、当窯もそのひとつとして鍋島焼の技術を伝承し、透かし彫りや色鍋島の香炉の製作を主として、日々制作しております。

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